英国ゆるゆる旅行記(2)


 ひとくちにスコットランドと言いましても大きく2つの地方に分かれておりまして、それがつまり北部のハイランド(高地)と南部のローランド(低地)です。
 エディンバラとかグラスゴーはローランドであり、そこを基点にハイランドを観光するのは不便です。そこでハイランドの中心地であるインヴァネスへと向かうことにしました。

 その途中に全英オープンで有名なセント・アンドリュースに立ち寄りましたので少し写真を。

 ↑セント・アンドリュース大聖堂・・・・の廃墟。

 宗教改革の時に打ち壊されてこうなっちゃったらしいです。

 ↑これがかの有名なオールド・コースにゃん。

 すぐ隣にはゴルフ博物館というのがあって、ゴルフの歴史が分かります。ちなみにゴルフの発祥はここスコットランドで、元々は羊飼いの子供の遊びらしいです。

閑話休題。



 ここでちょっとイギリスのホテルについて書いてみます。

 イギリスにも他のヨーロッパ諸国同様、大きく分けてヨーロピアンとアメリカンという2つのホテル形式がありますが、せっかく欧州まで来て土地のホテルらしい雰囲気を味合わない手もありませんので、大抵はヨーロピアンを選ぶことになります。

 ヨーロピアンは建物も調度も風情があって楽しいのですが、如何せん
水回りがヘッポコというデメリットがあります。

 ↑これはインヴァネスで利用した「ネッシーブリッジ」というホテルでして、ご覧の通り趣のある建物であり、手前に写っているプライベートガーデンも広く美しいです。でも水回りはダメダメで、シャワーは出も排水も悪く、2日目から部屋を替えてもらったけど同じでした。

 イギリスはフランス、イタリアと比べて特にホテルの水回りが弱いように感じました。雨はあんなに降ってるのに。四つ星以上を選んで泊まってもダメなことがあるので要注意です。

 →古いホテルにはこういう厳めしいエレベーターが付いていたりします。
 二重扉を手動で閉めてから動かすタイプ。だもんで誰かがドアを開けたままにしておくと、その階から動かなくなってしまいます。

 この手のモノは北欧などでもよく見かけます。
 

 

 さてスコットランド、それもハイランドを代表する観光ネタと言えばやっぱりネッシーですよね。あたしもミーハー根性丸出しでネス湖(地元ではロック・ネスと言う)へ行ってみましたですよ。

 ↑これは有名なアーカート城(跡)から写したネス湖。ここにはネス湖のビジターセンターもあり、付近の歴史が分かる映画などが見れます。(日本語音声あり)
 お城に登ってネス湖をじっくり見てみましたが、思ったことは、
こんな寒いとこに恐竜とかいるわけないじゃん!みたいな。(^^)

 何せ元は氷河とかあった所なわけですから、6月でも朝夕は身も凍る寒さ。風の強い日なんかブルブルです。
 素人考えですが、やっぱネッシーというのは何かの見間違いとデマなんじゃないでしょうかね。近くにたくさんいるシカの泳いでるところとか、あとチョウザメなんかを誤認したんじゃないでしょうか。


 ところで上で書きましたように、ネス湖というのは氷河に削られて出来たものであり、この付近には同様にして成立した特徴的な地形がたくさん見られます。それらの写真も少し・・・・

 ↑グレンコーという名所から見るスリーシスターズと呼ばれる山々。

 ↑グレンコー付近の氷河地形。写真ではイマイチ伝わらないかもですが、実際見てみると息を呑む雄大な景観です。
 こうした峡谷や湖の観光は、インヴァネスから出ているミニツアーを利用するか、フォートウィリアム辺りを基点にウォーキングで楽しむのも良いですね。

 ↑オマケ
 「妖精の湖」と呼ばれるローモンド湖へピクニックへ行ったとき、不意にシャワーが降って湖面に虹がかかりました。
 妖精さんっているんだなーと思った感激の一瞬でした。(桑島法子の声で)


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