No.51

このアニメはこう見やがれってんだ!(14)

 お馴染みのアニメレビュー。
 あまりに精神力を使うため、これ書く度にあたしの寿命は半年ずつ縮むのだ。「し〜んぶ〜ん」なのである30年パンチなのである。そう思ったらおろそかに読めるもんじゃないんだぞ分かってるかね読者諸君。

おねがい☆ツインズ


 アホの、アホによる、アホのためのクリエーター集団「Please!」が、「おねがい☆ティーチャー」に続いて放つ作品第2弾、もとい、産廃第2弾だよなこりゃ。
 いやもう内容の空疎さや品の無さ(悪い意味での)たるや、リミッター解除バーサーカーモード。娯楽に飢えまくってる終身懲役者でも、見たくないと裸足で逃げ出すレベルだぜ。よって文芸的評価は不能。
 こんなもんに作監としてあの奥田淳氏が参加してるんだから勿体なさで泣けてくる。
 消えてくれ「Please!」。死んでくれ黒田。頼むよもうホントに。



 追記1・ゆかりん、もとい苺ちゃんなど、前作の人気キャラがレギュラーで出てくるのは、ファンには嬉しいサービスに違いないけれど、そのためせっかく出てきた新キャラが全く存在感を発揮できないのは哀れなり。まるで「ファイアーエムブレム・紋章の謎」の新鋭ナイト状態。



 追記2・勿体ないと言えば、このシリーズの金田朋子氏の使い方は贅沢だよなあ。あのシンシアだって、まだグレースモードでは喋るもんね。
 ついでにCVについて書いておくと、ミルフィーユ桜葉こと新谷良子氏がまたも天然役でイイ味出てます。演技がヘタレなんじゃなくて素がヘタレという、もはやこれは才能と言って良いであろう。
 それにしても、ゆかりんに新谷氏に沢城氏と、声だけ聞いてると別の某作品みたいだ。


宇宙のステルヴィア


 
全方位てんでインパクト不足の悲しいスカスカ作品。


 
 推測するに、作家としては本体部分たる陳腐なパニックSF風ストーリーをこそやりたかったのじゃないかと思う。
 宇宙規模の天変地異を扱ったSF小説というのは山ほどあるが、TVアニメでは非常に珍しく、だからその壮図とチャレンジ精神は評価したい。
 
が!
 それならそれで愚直にストーリーで勝負すれば良いものを、制作者側は、やはり今日日のアニメ作品であるから、炉だとかメガネだとか乳だとかの萌え一通り、それに人型メカも一応出しておいた方がイイかしらなどと右顧左眄し、それら要素を「体裁だけ繕った」どん底レベルで盛り込んだ結果、肝心のストーリー部分はシャブシャブにボケてしまい、さりとて萌えでもメカアクションでも全く楽しめないという最悪のスカタンこいちゃってあらあらまあまあ。
 視聴者の興味や流行に目を凝らすのは良いことだが、しかしそれにおもねる必要なんか全くないじゃないか。うぬらろくでもないチキン共は創作に関わるなんぞテンから止めてしまえい!



 この無駄だらけ、不良パーツだらけの欠陥商品を、最低限他人様にお見せできるレベルとするには、



 (1)グレートミッションまでの話は全部ぶった切って尺を半分にするべきだ。ついでにキャラも三分の一くらいに整理し、各々の輪郭を強調しておかないとハナシにならない。


 (2)異星人がドラマに絡むのはサスペンスフルで悪くないスパイスだ。しかしどうせならば、多少ウソ臭くなっても、もっと分かりやすく、ハデハデに絡めるのがドラマ作りの基本だろう。具体的には、彼らの宇宙機をもっと巨大で悪魔的なデザインにし、行動もあからさまに敵対的とすれば良かった。


 (3)このお話しに人型メカなんぞ出てきても邪魔なだけである。汎用宇宙機のキャラをもっとしっかり立てておけば十分、というより是非にもそうしなければならなかった。つまりビアンカを、「ステルヴィア」でしか見られない独自のメカキャラとして最初から強烈に演出しておくことのが肝要であった。
 どうでも人型を出したいのであれば、そもビアンカからして人型として演出しておくべきであったろう。



 つ〜くらいの大改造が必要であり、つまり基本設計からやり直さないとどうにもならないんだけど、そもそういうレベルでの緊張感からして全く欠いている根本的甘ったれ作品なのである。
スタッフ、まさに初期のしーぽん以下。(ていうか脚本書いてる堺三保氏が全部悪そうだが)



 追記1・作画はあたし好みのスッキリしたマンガ調で、話数による仕上がりのバラツキも比較的少なく、好印象だった。しかし3Dパートはえらくチープでガッカリさせられる。
 メカの重量感、巨大感、動きのダイナミズム、全部赤点!アニメ専門学校生の習作じゃないんだからさあ。



 追記2・アニメ作品としての評価を完全に離れて個人的好悪からキャラ達に一言言わせていただくと、
官費でもって宇宙くんだりまで行っておきながら、「好きだよ」「あたしも」「チュッチュッ」じゃねーだろがのべつに発情ばっかしてやがって15やそこらでもう番(つが)って良かったよなエロガキ共!!みたいな。
 とか書くと、またぞろあたしをして、自分が結婚できないせいでいつもイライラして誰彼構わず八つ当たりしてるヒステリー女だのと揶揄する向きがあるかもしれないが、決して妬み嫉みからこんなことを言っているのではない。
 かようやくたいもないアニメよろしく、お若い方々が安い感情とホルモンにのみ駆り立てられて、またとない貴重な日々を無為に過ごすことがあってはならない、真心からそう案じての諫言であることをご理解いただきたい。



 追記3・折笠富美子氏が珍しく巨乳のメガネっ娘お嬢様という美味しい役を振られていてホッと和んだのも束の間、内実はやっぱり残酷な過去を背負ったトラウマキャラで痛々しさに涙が出る。
ふみちゃんをイジメるなと百万遍言っても分からんうぬらヨゴレ共、寒い季節に火事出さんよう気ィつけときない。


神魂合体ゴーダンナー
神魂合体ゴーダンナーSECOND SEASON


 
第一期、二期共に、宇宙最凶最悪最低のゴミクズ。いやゴミとかクズとか言ったらゴミとかクズに悪いからゴミとかクズに謝ります。ごめんなさいゴミとかクズ!っていう作品ていうか作品じゃねえこんなもん!単なる乳と股間のエロ絵集じゃ!無論毎度書くように、そういう商品だってあって良い。しかしゴーダンナーの場合はあたしの愛するロボットアニメというジャンルそのものが陵辱されているような気分で殺したくなる。つか殺すスタッフ!プロデューサーの長岡某ってどこのクソバカか知らないがコイツは殺す!明日殺す待ってろ!シリーズ構成やってる川崎ヒロユキはスーパーミラクルグレートアトラクター無能だ!知らないけど多分ハゲだ!死ね!つか生まれてくんなお前なんか!でも生まれちゃったのかそんなら殺すと言いたいがお前には死ですら生ぬるいわどうしてくれようか楓子困っちゃう!とか書いてると、またぞろ、他人様の作品をそこまで口汚く罵れるお前の心根の方がよっぽど醜悪だの何だのと腐ったようなこと言ってくる奴原がいるやもしれんがそういうこと言うヤツもみんな死ね!フニャフニャお嬢様育ちで内気でお上品なこのあたしが、大好きなAICの作品を、父に知られたらきっと叱られるだろう尾籠な言葉遣いでこうまで言わねばならないその苦しい胸の内がうぬら凡俗共に分かってたまるか!と書いてまた思い出したが、ネットで目にするゴーダンナー評っておしなべて好意的なの多いじゃねーかそんであたしも期待して見てみたらこのザマだどうしてくれんだ白痴ヲタ共!バーカバーカバーカ!!全員死ねアニヲタ!つか人類みんな死ねよ!残らず地球から出てって!あたしを1人にしてってば!!


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