No.66

このアニメはこう見やがれってんだ!(25)

 
 

爆裂天使

 
 クソもミソも一緒という言葉をバキバキ体現し続けるGONZOが、考え得る最低の脚本と最低のキャラと最低のメカ演出を束ねまくってまたもぶっ放す、文楽の「干物箱」風に言えば「衛生局が出張なし」ちゃうようなスーパー汚物作品。
 監督はガンバスターはじめブッサイクなメカばかりデザインしてる大畑晃一氏、シリーズ構成は「グラヴィオン」だの「フルメタ」だのでとてつもないセンスの無さを発揮してる志茂文彦氏だそうで、まさに
バカの特盛り、無能まみれ、ダメのシナジー、つーか二度とアニメ作品なんぞに関わる前におまいら2人自殺して下さい。
 
 

KURAU (クラウ)Phantom Memory

 
 異世界からはるばる来たぜ生命体が、この(我々の住む)宇宙の無辺ぶりには感動しつつ、しかしそれ故の寂寥感もまた御しかねこらえかね、我と我が身にきつく腕を巻き付けて呻吟するというヘンテコなオハナシ・・・と書くと何か少しは目新しそうな気がしなくもないが、実際見てみると非常に古臭くて陳腐なエスパー迫害モノという印象だ。
 チーフライターは「PROJECT ARMS」の吉永亜矢で、氏がとても真面目に、誠実に本作に取り組んでいるということが脚本(ほん)からうかがえて好感は持てるんだけど、如何せんアニメ作品としては退屈に過ぎる。



 
演出上の難点は山ほどあれ、やはりイチバンのネックであるのは、ヒロインたるクラウの扱いであろう。
 何しろリナクス(異生命)に憑依されたクラウが、本来の彼女の人格と表現上何ら差別化されていないため、リナクスが独自に有している(らしい)優しさだとか健気さだとか信念だとかってのが視聴者にはまるで実感できず、結果彼女をして、ただ単に光って空を飛ぶだけという凡庸なエスパーのイメージに見せてしまっている。リナクスとはどんな存在なのかということがキモとなるべき作品で、この構造欠陥は如何ともしがたい。
 ヒロイン(主人公)に人としての演技をさせないというのは確かに冒険であろうが、しかしあえてそれをやらなければ設定が活かせないのであり、最初からこんな世界観を用意する意味もなかったということになる。その点で演出に思い切りを欠くことが、そのまま本作の輪郭をボンヤリと印象の弱いモノにしてしまった感は否めないだろう。


 
 ひっきょう吉永氏(あるいはスタッフ皆か?)のイメージ貧困ぶりと構成力欠如が最後まで祟ったと言えそうで、作画、美術が上質なだけに勿体なかっしゅ。
 クリエイターというのは、ただ真面目だとか善良だとかいうだけで不足無しとはいかないのだなあ。全く身につまされますよ。



 追記・世界観ということで更に書くと、それ自体に拘りや愛が無いのなら、フライングカーだの腕付き機動兵器だのいうSFガジェットなんか出さなきゃイイのにと思う。こうした散漫な演出が積もり積もって、ひいては作品全体をノッペラボウなイメージにしちゃうんだぞ。



 追記2・また始まりやがったと言われるかしらないが、クリスマスみたいな女の子見てるとちょっとイライラする。
素直で元気で朗らかで、誰からも愛されて良かったよなァ!
 おまいみたいな娘には、「カテジナさん」などと陰口叩かれる者の気持ちは一生分かるまい。ていうか「分かる」などと生意気なことぬかしやがったら刺すけど。
 
 

PEACE MAKER鐵(ピースメーカークロガネ)

 
 またもやGONZO。
 原作マンガの出来はどうだか知ったこっちゃないが、このアニメ版のスカタンぶりは何すかもう。
 
どこが悪い、どうダメだと言ってやるのは容易いが、かようなモノを斬ってはフォントの穢れ故、あえて言わずにおいてやる。とっとと去ねぃゴミクズめが!

せんせいのお時間

 あずまんがのつまらない部分をさらに5億倍つまらなくしまくって再編集したようなトホホアニメ。まるで岩崎良明作品みたいな超絶しょうむなさだなあと思ったら、岩崎良明作品であった。もうナボナの域。駄作のホームラン王である。すげェよ岩崎。まあ原作マンガからしてそもダメダメなのかもしれないから、彼の無能ぶりだけをあげつらうのもアレだけれど。


→電波館のトップへ戻る