No.74

このアニメはこう見やがれってんだ!(32)

 
 

魔法少女リリカルなのは

 
 ネットで良さげな評判を色々聞いていたので、視聴するのをとても楽しみにしていた作品なのだが、あまりにスカスカな文芸内容に驚かされたりガッカリさせられたり。
 何より作家が脚本と格闘した跡ってのがうかがえないし、キャラもやたらと数は出てくるけど全部同じ顔でキャプ翼みたいだし、彼らの心情が特段ドラマ足りうるディレンマを抱えたり試練にさらされたりするわけでもないし、絵的にもとことん記号的な魔法合戦がグダグダ続くばかりで刮目させられるシーンというモノがない。
ダメでしょコレじゃ。



 二期、三期シリーズと作られ続けているので、この第一期はとても大きなオハナシの導入部に過ぎないのか知らないが、やっぱドラマのテンションとか見せ場とかはそれぞれのシリーズが独自に備えていなけりゃイケナイ気がする。よってこの第一期に限って評価をすると15点くらい。
 
まあゆかりんが主演ていうだけでオシッコ漏っちゃうようなダメデブキモヲタは見るのが吉かしら。



 追記・作画は総じてとても良いんだけど、マジカルヒロインの活躍シーンにカタルシスが無いってのは難だなあ。ただラスト近くで一カ所、なのはちゃんが目をつむったまま仰向けでクルクル宙を舞うシーンは良かったです。



 追記2・せっかく釘宮が出てるのにアラ勿体ない全然活躍しないんでやんの。彼女がゆかりんをネチネチ虐めたりすれば面白いのに。
 
 

げんしけん2

 
 人気シリーズの続編で、ネット上では前作のが面白かったという評もよく見るが(あるいは原作ファンにしか分からない不満や齟齬感が多いのかも知れない)、あたし的にはこの「2」のが6億倍くらい面白かったです。
 何となればやはり、ヲタ村社会の日常活写に過ぎなかった前作に対し、今作では登場人物間の恋模様が全編に散りばめられ、ドラマに躍動感が出たことが大きいでありんすね。



 とは言ってもヲタ同士のラブコメである。あたしがこの世で最も遠ざけたい醜悪生物同士のヌトヌトドロドロである。オゾいのである。
 実際、視聴中幾度「ヲタきめェエエエエエ!」なんつって転げ悶えまくったか知れず、しかしそれは端無くも、本作の文芸に迫力があったことの証左でもあろう。


 
 
分けても見所は、「せぎららトーグだァ」とか「も、もうヤメでけろ〜」とか、山形弁が異常にカワイイ新キャラ荻上さんのパフォーマンスにトドメを刺そう。ていうかあまりに我が身とクローンなキャラ立てに、あたしが個人的に冷静さを保てないだけなんだけど。2ch風に言うと「お前はオレか!」ってヤツですな。
 ヲタを蛇蝎の如くに忌み嫌いながら、まずもって自身が骨の髄まで腐女子であり、引き裂かれていくアンビバレントな自我に懊悩する姿、心情には、見ていて超光速で寄り添わさせられずにはいない。「私がオタクと付き合うわけないじゃないですか!」って、あたしが学生時代に言ったセリフまんまだもんなあ。荻上さん分かるよ荻上さん!



 尺全体としての構成が弱いのは前作通りだが、主人公の就職活動成就の報告を契機に、荻上さんが心中に灯った淡い恋心を何となく受け入れるというオチも上品で可愛らしくて良かったと思う。
 
ヲタ文化が好きな人もキライな人も、それぞれの視点から笑ったり萌えたりエチぃ気分になったりキモがったり呆れたり氏ねとか思ったりして楽しめる良作として推したい。

創世のアクエリオン

 あなたと合体するくらいなら死んだ方がマシと大概の女性なら言っちゃうやもしれぬキモヲタ河森正治氏の勘違いセンス大百科みたいな究極ダメ〜アニメ。


 
 本作は、近年性懲りもなく続けられている河森氏の新境地(笑)開拓チャレンジの一つとして位置付けられる作品であるが、
ボクチンは器用なのでコン・バトラーだってツンデレラブコメだってそつなく作れちゃうんですよというタワけた思い込みにより全編が貫かれているところがミソ、もといクソ。
 言うまでもないが、面白いコン・バトラーだとか面白いラブコメを作ろうと思えば真っ当な文芸的素養だとか経験値だとかが必須なのは当たり前であって、そのどちらも持ち合わせない河森氏がズッコケるのはこれまた当然なのだが、未だそんなことにも気が付かないのかあるいは気が付いていて開き直ってるのか、いずれにしても作家としての河森氏は既に大老害の域と言いきって良かろう。



 毎度その文芸の向こうに透けて見えるのは、
 「河森君ってさァ、勉強は出来るんだけど、なんか暗くてキモくない?」
 「ていうか河森、童貞だろ」
 だのとクラスメートに揶揄され冷笑されハブられて、
 「ちげーよ!せ、セックルってのはさァ・・・」
 などと
痛々しい耳年増ぶりを発揮したり言えもしないギャグを必死コイて言ってみせたりしているカワイソーなヲタ高校生の姿だけであり、これが処女作たるマクロスであればともかく、50に手が届こうかというオッサンがやっていてはブキミ悪いことおびただしいというかほとんどホラーである。



 こんなモノに駄作だ見る時間のムダだなどといちいち憤ってみせてはむしろ増長させる。せいぜい憐れみ蔑んでやるくらいが本人のためなのだ。
 さあ、嗤え兵どもよ!(麻上洋子の声で)イチジョーヒカルから何も進化しないチェリージジイを嗤ってやれ!ぬは、ぬはははははは!!



 追記・
無限パンチとか爆愛無限光とか不幸最低拳とかいうのをギャグだと思ってるヨモスエなセンスはホントもういい加減にしてくれる?何処まで行ってもぬえはぬえ。ギャグを言えないヤツは一生かかったって言えないのだ。魚よりバカなんじゃねーのか全く。



 追記2・アクエリオン強攻型の登場シーンだけは盛り上がるから好きです。一瞬で終わるけど。


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