No.99

このアニメはこう見やがれってんだ!(57)

 

アスラクライン

 
 こんなレベルのモノを見せられたりするからラノベ原作アニメってのを敬遠しちゃうんだよなァとウンザリさせられるポンコツ作品。


 こうした、イタイ世界観にウザキャラにカスドラマにショボイ作画という駄作の満貫みたいなモノを見て「奏ちゃん萌え〜」とかキモチ悪いこと言ってる豚族はまとめて焼却炉へ放り込んだがお国のためだろうとは思うが、まあラノベなんてのは原作もアニメも基本厨がこしらえて厨が消費するモノなんだから、年寄りが手を出してグダグダ言う方が野暮であり大きなお世話なんだろう。


 にしても、毎度この手のハレム妄想作品で自らのルサンチマンを慰めているキモヲタ童貞共の心情を思うと一筋の涙が頬を伝う。
 
そらチミらはあと2億回転生したってこんな美味しいシチュには生まれつけっこないもんね。ラノベで現実逃避してんじゃねーよってオラの言う方がムリかもしんないよなァ。
 
 

鋼殻のレギオス

 
 こんなレベルのモノを見せられたりするからラノベ原作アニメってのを敬遠しちゃうんだよなァとウンザリさせられるポンコツ作品。


  こうした、イタイ世界観にウザキャラにカスドラマにショボイ作画という駄作の満貫みたいなモノを見て「フェリ先輩萌え〜」とかキモチ悪いこと言ってる豚族はまとめて焼却炉へ放り込んだがお国のためだろうとは思うが、まあラノベなんてのは原作もアニメも基本厨がこしらえて厨が消費するモノなんだから、年寄りが手を出してグダグダ言う方が野暮であり大きなお世話なんだろう。


 
と散々にdisっておいてアレだけれど、本作にはちゃんと美点だってある。「アスラクライン」よりはマシだ!ということだ。
 だからレギオスファンは卑屈になることはないのである。まだまだ下にゃ底辺がいるんだぜと胸を張っていれば良いのである。
 どんなダメな子だって何とか前向いて歩かせようとする、あたしってばやっぱ教育学部卒の甘ちゃんなんだねェ・・・・
 
 

FLAG(フラッグ)


 ガサラキとポケ戦を足して二で割ってモキュメンタリー風にリメイクしてみましたよ!みたいなお手軽企画だが、ガサラキに比して明らかな美点は、シノプシスが非常にシンプルで分かりやすいということだろう。


 一方で難点は、ドラマとして全く盛り上がらないていうかドラマと呼ぶべきモノが存在しないことであり、些か乱暴なれど、毎度それはライターが野崎透だからだと総括してしまって良かろう。


 戦場カメラマンであるヒロインが取材対象との距離感に悩むというのがお話のキモなのに、そのヒロインはどう行動して何をしゃべるのか、最初から全部決めているのだからドラマになるわけがない。まさに動く石碑キャラ。
 ヒロインが成り行きから戦闘行為に関わらざるを得ず、結果はしなくも敵兵を射殺してしまう・・・くらいの展開をせめて用意しなければ視聴者も感情移入のしようがないと思うのだが、そうした作劇のイロハすら野崎氏には高すぎるハードルなのかもしれぬ。


 最終回の哀感は悪くないが、上記のような理由で、文芸によってそこへ導かれたという印象を持てないのが致命的。
 何か良さげなシーンは色々思いつくが、それを作品全体の中に位置づけて語ることの出来ない、厨な漫研部員の創作ごっこという体だ。
 いい加減こうした、物書きとしての才を全く欠く上に何の訓練も受けていそうにない鵺的な人材の登用をやめてくんなきゃ泣くぞとあたしが百万遍書いた怨念が通じたのだかどうか、ここ最近野崎氏をアニメのクレジットで見かける機会は劇的に減っており、それが業界の自浄作用によるのだとすれば、まだ少しく希望が持てるかしれないね。


 追記・HAVWC(ハーヴィック)という主役メカは ガサラキ同様アニメロボットとしてのケレン味を全く持たないキャラクターである。
 そう演出することで作品が面白くなるのなら結構だが、これもガサラキ同様、単に地味でショボくてかったるいだけのポンコツメカ。
それならば最初からロボなんか出さなきゃ良いのである。
 ひっきょう高橋監督自身は、ロボットアニメをどう演出するのかというポリシーや手腕を持っているわけではなくて、それは集まったスタッフ次第という、現場調整型のプロデューサーであることが良く分かりますわね。

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