No.101

このアニメはこう見やがれってんだ!(59)

 

宇宙をかける少女

 
 ザクとかガンダムじゃなくて、いっそコロニー同士がソーラレイで撃ち合ったりブリティッシュ作戦しまくったりしたらハデで良くね?というクソみたいなアイデアをまんま絵にした出オチアニメ。
 その出オチ自体がロクでもない上に、全体の尺やキャラ数や世界設定をジャブジャブ盛りまくってるため、見た目どこからかぶりついて良いか分からないくらいデッカくて分厚いが味はスカスカで、そもそもどんな部位の肉かすら良く分からない失敗ステーキみたいな仕上がりになっている。


 いやそんな作品は世間にいくらでもあるし、ことさらに「宇宙かけ」だけをあげつらうのもどうだろうという向きもあるかしらないが、サンライズという会社の堕落と退廃ぶりをコレ一作でもって完璧に体現していることが、古いファンの癇に障っちゃうのは仕方ないでしょってお姉さんは思うのよ。


 その黎明期、当時のロボアニ界にあって唯一最大の巨人、東映動画に敢然と挑んだ、あの清新なスピリットは何処へやったのか。
 悪徳銭ゲバ会社に飼い慣らされ、日々の口過ぎに困らなければそれで太平なのか。
恥を知れ!


 
個人であれ企業であれ、志を無くした者に価値あるモノなど生み出しようもないってことの総天然色見本。も、とっとと氏んじゃえよサンライズ。

 
 追記・史上最凶の棒であったMAKO氏が、久々に聞くと普通のヘタクソになっていてビクーリした。人間って成長するんだなあと感心する一方、棒のが味があって良かったんじゃね?とも思っちゃうからボイスアクターは難しい。

 追記2・OPとEDはなかなか良いぞ!どっちも前期版だけだけどな。
 
 
ブラスレイター

 板野一郎氏の久々の監督作だというので見てみたけど、あんまりな文芸のポンコツぶりにガカーリさせられた。
 氏のプロデュース能力がアレなのか、あるいはシリーズ構成の虚淵玄氏やメインライターの小林靖子氏がやっちまったのかは分からないが、何でこんなダメ〜な造りになってんのとイライラさせられることしきりすぐる。


 仮面ライダーがゾンビ軍団と戦うってだけの超簡単な内容なのに、お有難い神様とやらは何処で何してやがるんだ恨んでやる呪ってやるっつータメ&鬱パートばっかいつまでもダラダラやっているため、最後は収拾が付かないまんまバタバタと店仕舞い。尺は有り余るほどあんのにさ。
 
これなら最初からブラスレイターなんか要らないだろうが。ウチで一人で山崎ハコ聴いてりゃ良いだろうが。マジでバカなのかスタッフ。


 監督業もやってみたいという板野氏の熱意は理解するが、やっぱこの人とか河森氏とかはメカをどうカッコ良く見せるかってことだけに注力してたが吉だと思う。人間向き不向きてモンがあるんだから。
 
 

シゴフミ


 キンゲだとかプラネテスだとかであまりにションボリ〜ナな素人文芸を披瀝している大河内一楼のこれまたスカタンシリーズ構成作。


 生活臭皆無のマネキンみたいなヒロインが狂言回しとなっている、キノやブギーポップなんかと似た印象のデッチ上げ企画だが、自死だ殺人だというシンドイものを扱いながら、底なしにペラくてデタラメな文芸にほとほとウンザリ。
 メインのプロットとシゴフミがほとんど関係ないってのは、いくら何でも頭あったかすぎんだろうが。


 あたしは何も、大河内氏が凡手だからとにかく退場せよなどと言っているのではない。凡手なら凡手らしい振る舞いをせよと求めたいだけだ。
 毎度する揶揄で恐縮だが、例えば幼稚園児が恋の苦しさや国際政治のリアリズムについて書いたものを、大人がマジメに読む気になるだろうか。
 いやそういうモノを素晴らしい知性や想像力で書いてしまう天才幼稚園児もいるかしらないが、大河内氏はそうじゃないだろ?


 そういうクソ恥ずかしい背伸びをせずに、幼稚園児なら大きなカブトムシが捕れて嬉しかったなんつー日記を肉声で書いた方がずっとマシであり、だから大河内氏だってそうすれば良いのである。
 
その貧相な経験値や内在律によってでも、何か活き活きと書けるモノはないのか、そろそろ立ち止まってじっくり考えたが良い。若手なんだからガムシャラに何でも書いてスキルアップだなんつー猶予期間はとうに過ぎている。

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