No.107

このアニメはこう見やがれってんだ!(65)

 

デュラララ!!(一期、二期)

 
 最初はゲーム「街」のザッピングアドベンチャーみたいな地味企画だな、どうやって盛り上げるのかなと思って見ていたが、どんだけ見てもキャラが無節操に増えてくだけでオハナシがちっとも前へ進まないし、その増えてくキャラが総じてクソつまんねーし、そのクソつまんねーキャラ共が空疎極まりない能書きをグダグダほざいてるばっかで誰にも感情移入出来ないし、てかもうとにかく厨二すぐるし、見終える頃にはほとほとウンザリだと消耗しきってしまった。


 正味のところ、一体どの辺りに需要なんかあんのコレ?って心持ちなんだけど、アニメも原作ラノベもちゃんと人気作だそうだから、要はあたしの方が、こういうモノを楽しむには年を取り過ぎちゃったということなんだろうな。
 ブレインズ・ベース制作ということで作画はさすがのハイクォリティだが、それで嬉しいというよりも勿体ないなァという気分にさせられてしまう、個人的には残念な作品でありました。
 
 
アマガミSS

 ギャルゲー原作のアニメというと、勝者となるメインヒロインを中心にプロットが組まれているのが定番だ。
 原作ゲーでは同格の攻略対象になっている他のヒロインたちは、ここでは皆否応なしに負け組、引き立て役としての演技を強いられる。
 TVアニメというメディアの性質上、それは仕方の無いことだが、でもやっぱり勿体ないし、それぞれのキャラのファンにも申し訳ないから、えいもうオムニバスにして全員分の勝ちパターンを見せちまえ!という本作の思い切った構成は、それ自体が作品の個性となっている点が価値だと思う。


 
しかし皮肉なことだが、その構成のユニークさ故に、ドラマが不在となってしまったことはやはりマズかろう。


 何しろそれぞれのヒロインの持ち時間が少ないので、どのエピソードでも主人公とヒロインは最初から結構E感じであり、その後も特段の支障もなく恋の成就へと進んでいくだけ。
 これでは当然、視聴者の感情移入を誘うことは出来ないし、結果それが本作を、キャラのビジュアルとシノプシスをカタログ的に並べただけの、ファンへのサービスフィルムに留めてしまっている。

 
 絢辻さんと上崎さんの二編はあまり先読みが効かず、おっ、どうなるのかな?と思わせられるが、見終わって面白かったかと言えば全然そんなこともなく、文芸として成功しているとは言い難い。
 ビジュアル的にはそこそこ上質で、どのキャラも可愛らしく描けているだけに、もう少し脚本から丁寧に煮詰めていればと残念に思いました。

 
 追記・新谷キャラの名前が桜井で、天然ぽくてお菓子作りが趣味で「私が茶道部を守り抜いてみせますッ!」なんつってるのは、これやっぱパロディというかオマージュ的なアレなのでしょうか?
 
 

アマガミSS+ plus


 「アマガミSS」の1年半後に放映された第二期だが、あたし的に一期よりは面白く感じました。


 一期で既にカップルとして成立している主人公とヒロインの間に、些細な誤解やすれ違いによってさざ波が立つというお手軽な構成ですが、それなりに緊張感もあってそこそこ飽きさせません。
 そも恋愛成就というオチは一期で付けてあるのだから、今回はちょっとしたエピローグをオマケ的に見せようという、肩の力の抜けてるっぽさが逆に良かったのかもしれないな。作画も何気に一期より向上している感じがしましたし。


 ただまあこの年になって、クソガキ共の白痴じみたデレデレドラマを連チャンで見せられるのはさすがにキツいけどね。
つーかあたし以外の上手くいってるカップルなんか全員氏ねばイイのに。


 追記・OP(Check My Soul)もとても良いですね。歌っているのは一期と同じazusa氏だが、歌い出しのトンデモな抑揚の無さが逆にイイ味出てます。最初ボカロかとオモタよ。

→電波館のトップへ戻る