ブリザードガンナーの制作


4・その他の武装を作る

 主砲を作ったついでに、その他の武装類の形状も作ってしまいましょう。


 ブリザードガンナーにはミサイルポッドと機関砲、それにスモーク弾投射器があります。これらを順に作って取り付けます。

 まずミサイルポッドですが、(図31)のようにパーツ分けをして作ります。それぞれ回転体や自由曲面で作ってありますが、バランスさえ気にしなければ1時間もかからずに完成する簡単な構造です。

(図31)


 ちなみに俯仰用のギアは細かい設定がありませんので適当にデッチ上げました。ホントは平衡器とか色々付けた方がリアルになるのだと思いますが、アニメメカらしくなくなるのでシンプルにしています。

 次に中に入れるミサイルを作りますが、どうせほとんど外からは見えませんので、これもごく簡単な構造にしてやります。

(図32)


 まず(図32)のようにミサイルの断面図を線形状で描き、それを回転させてミサイルの形状を作ります。しかる後に線形状を分割し、ミサイルを3つのパーツに分けてやります。(図33)

(図33)


 このパーツ分けは構造を厳密に考えて行うのではなく、単に色分けの都合によるものです。それぞれに違うマテリアルを与えてやると何となくミサイルっぽく見えてきます。

(図34)
 色分けしてレンダリングすると(図34)のようになります。ポッド内装の場合はこの程度でも十分でしょう。

 ミサイルが外付けで目立つ場合は、展張式のサーフェスなどをもっと細かく作り込んでやれば良いと思います。



 次に機関砲を作ってやりましょう。

 ブリザードガンナーの機関砲は30ミリと大口径で、車体前面に(図35)のように装備されています。

(図35)

 フェアリング内を砲が俯仰する方式ですね。

 この構造を厳密に再現することも出来ますが、それだと大変ですし、小さくてあまり目立たない装備なので簡単に作ってしまいます。(図36)がそれです。

(図36)


 フェアリング、砲の基部、バレルという3つのパーツを組み合わせただけで機関砲に見せていることがお分かりと思います。
 砲は本当は基部ごと俯仰するわけですが、ここでは砲のみを俯仰させる構造にしています。しかしバレルと基部が同じマテリアルですので、基部ごと動いているように見せかけられるわけです。つまりゴマカシですが、目立たない部分の制作にはこういう割り切りも必要だと思います。(見えない部分を作ってもレンダリングメモリを不必要に圧迫するだけです)



 さて最後にスモーク弾投射器を作りますが、これもごく簡単な構成にしています。(図37)がそれです。

(図37)


 投射用のバレル、スペーサー、ハウジングボックス、それから本体との接続パーツを組み合わせているだけです。スモーク弾も作って入れてありますが、これも簡単な回転体によるものです。まさにShadeの基本機能だけで出来ている感じ。

 以上でその他の武装類も作り終わりました。これまでに作ったパーツを組み合わせてちょっとレンダリングしてみますと、(図38)のようになります。

(図38)


 かなり外観が整ってきた感じです。
 次は戦闘室その他を作ってやり、足以外の形状を完成させてしまいましょう。


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